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身の回りにある半導体製品にはどんなものがある?半導体製造工場で働くには?

半導体は、日常生活の中で多くの製品に使われています。

なんとなく重要なものだということはわかっているけれど、どんなものなのかはよくわからないという人も多いのではないでしょうか。


この記事では、身の回りにある半導体を使った製品には何があるのか紹介しています。

半導体の役割や、半導体製造の仕事についてもまとめているので、半導体に関する疑問をしっかり解決していきましょう。


目次[非表示]

  1. 半導体とは
  2. なぜ必要?半導体の役割って?
  3.  身の回りの半導体を使った製品
  4. 社会インフラも半導体に支えられている
  5. 半導体の将来性
  6. 半導体工場で働くには?
  7. まとめ


半導体とは


半導体は、電機の抵抗率を調節できる物質のことを言います。

物質に電気を通す導体と電気を通さない絶縁体の中間的な性質を持っています。


導体は金属など、絶縁体には紙やゴムなどの物質がありますが、半導体はシリコンやゲルマニウムなどが材料となってできています。

半導体材料として作られる、トランジスタや集積回路を半導体と呼ぶこともあるでしょう。

普段は電気を通さず、温度変化や光の照射、不純物の添加など、一定の条件で電気を通すようになるのが特徴です。


半導体は、情報の記憶・数値演算・論理演算などの情報処理機能があるため、電子機器などの頭脳として様々な製品に使われています。


なぜ必要?半導体の役割って?


半導体にはどのような役割があるのでしょうか。

ここでは、半導体の役割について、大きく3つに分けて紹介します。


光のエネルギーを電気に変換する

半導体は、可視光や近赤外線など光のエネルギーを、電気に変換します。

光のエネルギーを受け取ることで電気を流すというこの構造は太陽電池に使われています。


電気のエネルギーを光に変換する

半導体は、電機のエネルギーを光に変換できます。

電子が持つエネルギーを光とする構造は、LEDや有機EL、レーザーなどに使われています。


電気の流れを制御できる

半導体は、電機の流れを一方通行にしたり、電気のオン・オフを切り替えたりすることも可能です。

電気の流れを一方通行にするのは、ダイオードやコンバーターで使われています。

電源の切り替えなどのスイッチングは、トランジスタやインバータで使われます。


高速でオン・オフを切り替えることで、デジタル化を行う素子としても使えるようになります。

組み合わせによって高度な情報処理もできるようになり、CPUとして使えるようにもなります。


 身の回りの半導体を使った製品


半導体は、我々の身の回りで多くの製品に使われています。

半導体が使われている製品の一例を見ていきましょう。


  • エアコン
  • 炊飯器
  • スマートフォン
  • デジタルカメラ
  • テレビ
  • 洗濯機
  • LED電球 など


エアコンの温度センサーや炊飯器の火力制御、パソコンを動かすためのCPUなど、多くの家電製品が半導体に支えられています。


社会インフラも半導体に支えられている


半導体は、社会のインフラでも活躍しています。

例えば、銀行のATMや電車の運行、インターネット通信なども、半導体が使われています。


老人介護の現場では、医療ネットワークが使われており、これにも半導体が貢献しています。


自動車にも半導体デバイスが搭載されており、その数も増えつつあります。

今後は先進運転者支援システムADASなど、さらにたくさんの半導体が利用されるでしょう。


半導体の将来性


昔のコンピュータは、真空管を使った大きなものでした。半導体ができたことで、小型化・軽量化して、今ではスマートフォンのように手軽に持ち運びできるまでになりました。


家庭内はもちろん、社会のインフラをも支えている半導体ですが、今後さらに技術革新が進むでしょう。


今後は、様々なシステムがさらに小型化されるとともに、効率化されて、無駄なエネルギーも省けるようになります。

環境保全を促し、地球環境への負担も軽減できるようになるでしょう。


IoTにより、あらゆるものがインターネットに繋がることで、生活はますます便利になり、家庭や社会に対して半導体が担う役割も大きくなると考えられています。


半導体工場で働くには?


半導体に興味がある人の中には、半導体に関わる仕事をしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

ここでは仕事内容や収入など、半導体工場で働く前に知っておきたいことをまとめました。


仕事内容

半導体は、少しのホコリだけでも製品の動作に影響する可能性があります。

そのためホコリなどが混入しないように、製造作業はクリーンルームで行います。


人の髪の毛や服についたゴミが入ることを避けるために、作業員もクリーンスーツを着て一切の異物が入らないように作業します。


半導体製造工場の多くは24時間稼働しており、2~3交代のシフト制で作業を行っていることがほとんどです。

シフトによって日勤と夜勤が変わるので、生活リズムを崩さないよう自己管理が重要になります。


収入

半導体製造の仕事の、収入の目安は以下の通りです。




一般常用労働者

短時間常用労働者

所定内
月額給与額

年間賞与

その他特別給額

所定内
1時間あたり給与額
年間賞与
その他特別給与額
H25

275,400円

754,300円

1,132円

324,200円

H26

273,700円


830,800円


942円


31,400円


H27
269,700円
882,800円
895円
16,300円

参考:厚生労働省


必要な資格

半導体の製造は、資格がなくてもできる仕事もたくさんあります。

ただし、キャリアアップや収入アップを目指すのであれば、資格の取得も視野に入れておくと良いでしょう。


半導体製造に関わる資格に半導体製品製造技能士[S9] という資格があります。

業務独占資格ではありませんが、資格を持っていることで、自分の知識や技術を客観的に証明できます。

転職するときのアピールポイントにもなりますし、昇進・昇給のきっかけとなる場合もあるでしょう。


2級・1級・特級の3つに区分されており、それぞれの受検資格は以下の通りです。学歴により必要な実務経験年数が異なります。



等級
受験資格
2級

2年以上の実務経験

1級

7年以上の実務経験、または2級合格後2年以上の実務経験

特級
1級合格後5年以上の実務経験


半導体工場で働くメリット

半導体製造工場では、扱っている部品が小さいので肉体労働がありません。

重い荷物を持ち運ぶ必要もないので、体力に自信がない人でも働きやすいでしょう。


また繊細な半導体を扱う仕事なので、作業環境は冷暖房などの空調が整っていることがほとんどです。

夏の暑さや冬の寒さに悩まされることなく、年中快適に働けるでしょう。

半導体の性質上、衛生的な環境での作業が必要なので、仕事で汚れる心配もなく、清潔でキレイな環境で作業できます。


半導体は、今後ますます需要が高まると考えられるため、安定した仕事の需要が見込めるのもメリットでしょう。


半導体工場の仕事で大変なこと

半導体の製造は、主にライン作業で行われます。

ライン作業では自分が担当する工程の作業をひたすら繰り返すため、単調な作業になりがちです。

仕事自体は簡単でも、長時間単調な作業を繰り返すのが負担だという人もいるでしょう。


また24時間稼働している工場では、昼間に働いたり夜中に働いたりと、生活のリズムが乱れやすくなります。

勤務時間が変わることに慣れるまでは、仕事がきついと感じることもあるようです。


半導体工場の仕事に向いている人

半導体製造は、細かい部品を扱う繊細な作業が求められるので、手先が器用で細かい作業が好きな人に向いています。


始めはラインのスピードについていくのが大変だとしても、慣れと工夫次第で、効率よく作業をこなせるようになります。

細かい作業が苦手な人にはストレスの多い仕事になりますが、細かい作業が得意な人にとってはやりがいのある仕事になるでしょう。


また自分の担当する作業を黙々とこなすことになるので、人間関係に煩わされたくない人にもおすすめです。


勤務する工場によっては、日勤と夜勤をローテーションでこなさなくてはいけない場合もあります。

勤務時間帯が変わることで体調を崩さないように、自己管理をしっかり行えることも重要です。


面接のポイント

半導体の製造工場で働くために、避けて通れないのが面接です。

まずは、志望する企業について下調べを行いましょう。


どのような製品を扱っているのかを前もって確認しておきます。

自分が好きな商品や興味を持っている商品があれば、その商品の製造に携わりたいという志望動機も良いでしょう。

応募する企業の社風や経営方針に賛同できる部分があれば、志望動機としてアピールしてください。


集中力の高さや、ものづくりが好きだということがあれば、実際のエピソードを交えて話します。

ただし良い印象を与えたいからと言ってうそをつく必要はありません。


  • 扱っている製品
  • 社風や経営方針
  • 集中力などのアピールポイント


上記をもとに、面接の志望動機を考えましょう。


まとめ


半導体製品は、家電製品をはじめ、身の回りにたくさんあります。

家庭内においても社会のインフラにおいても、半導体は非常に大きな役割を担っています。

今後もますます需要が高まると考えられるので、半導体に関わる仕事であれば、安定して働けるでしょう。


半導体製造の仕事は、細かい作業の繰り返しなので、集中力や忍耐力が必要です。

細かい作業が苦手な人や黙々と作業するのが苦手な人には向きませんが、コツコツ作業を積み重ねることが得意な人なら、無理なく続けられるでしょう。


これから半導体製造の仕事をしようと考えているのであれば、今回紹介した仕事で大変なことや働くことのメリットなども参考にしてくださいね。




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