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グラインダーを使うのに資格は必要?特別教育では何をするの?

グラインダーは、金属の研磨や切削をするときに便利な工具です。

ホームセンターやネット通販でも購入できるので、所持している人もいるでしょう。


手軽に使えるグラインダーですが、使うのに資格は必要ないか疑問に感じたことはありませんか?

この記事では、グラインダーを扱うための資格について解説しました。


グラインダーを使うときの注意点も紹介しています。

仕事でグラインダーを使わなくてはいけない人や、自宅でグラインダーを使ったDIYをしようと考えている人も、ぜひ参考にしてください。


グラインダーとは


グラインダーは、金属の研磨や切削、研削に使われる電動工具で、研削盤と呼ばれることもあります。

砥石を回転させることで、金属の切断や器具の研磨の他、塗装をはがすこともできます。

グラインダーには、用途によってたくさんの種類があります。


【グラインダーの種類】

  • ディスクグラインダー
  • ハンドグラインダー
  • 卓上グラインダー
  • バフグラインダー
  • ベルトグラインダー
  • マイクログラインダー
  • エアアングルグラインダー
  • エアストレートグラインダー など


研磨や研削加工する工具といえばサンダーを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。

グラインダーが回転砥石を使うのに対し、サンダーはサンドペーパーを使います。

グラインダーがサンダーと呼ばれることもありますが、両者は研磨・研削の方法がまったく違うことを覚えておきましょう。


携帯可能なグラインダーを使う研削を自由研削といい、大きめの固定された機械を使う研削を機械研削といいます。


グラインダーの使用に資格は必要?


グラインダーを使用するには、材質に合わせた砥石を選ぶ必要があります。

使い方が悪ければ砥石が割れてその破片でケガをすることもあるでしょう。

グラインダーによるケガや事故を防ぐためにも、正しい知識を持って作業することが重要です。


使い方によっては危険なこともあるグラインダーですが、必ずしも資格がないと使えないわけではありません。

グラインダーの取り扱いは、資格が必要な場合と必要ない場合があります。


資格が必要なケース

勤務先で仕事としてグラインダーを使う場合は資格が必要です。

これは労働安全衛生法で事業者に対して義務付けられています。

無資格で仕事中に事故を起こした場合は、事業者に対して6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金という罰則が科せられる可能性があります。


資格が不要なケース

家庭のDIYでグラインダーを使う場合は、資格を持っている必要はありません。

グラインダーの資格は、事業者が労働者に対して義務付けているものです。

DIYなどで私的に使う分には無資格でも問題ありません。

他には、従業員を雇わずに一人で事業を行っている場合も、自分がグラインダーを扱うのであれば資格は必要ありません。


研削といし取替試運転作業者特別教育とは


グラインダーの取り扱いに必要な資格ですが、正確には「研削といし取替試運転作業者特別教育」といいます。

この特別教育は、受講するだけで資格が取れるので、難易度は低いといえるでしょう。

講習後の試験などもありません。


機械研削用と自由研削用の講習があるので、グラインダーを扱う場合は自由研削用の講習を受けてください。

特別講習の詳細は以下の通りです。


  • 受験資格:18歳以上
  • 受験料:1万円前後(講習を受ける団体による)
  • 試験内容:


学科

・自由研削用研削盤、自由研削用といし、取り付け具等に関する知識:2時間

・自由研削用といしの取り付け方法および試運転の方法に関する知識:1時間

・関係法令:1時間

実技
・自由研削用といしの取り付け方法および試運転の方法:2時間


特別教育の講習は、コマツやベルコなどの教習所や、労働局の教習機関で受けられます。


研削といし取替試運転作業者特別教育で扱えるグラインダー

研削といし取替試運転作業者特別教育の受講で扱えるグラインダーの種類は以下の通りです。

  • 携帯用グラインダー
  • 卓上グラインダー
  • 切断機
  • スインググラインダー
  • ワゴングラインダー など


ダイヤモンド砥粒ブレードなど破損による危険がないものは、資格の取得は不要です。


グラインダーを使うときの注意点


続いて、グラインダーを使うときの注意点を紹介します。

グラインダーを使うときの主な注意点は以下の通りです。


  • グラインダーに合わせた砥石を選ぶ
  • 3分以上の試運転を行う
  • 最高周速数を確認する
  • 砥石の使用面を守る
  • 安全カバーを外さない


各項目について、詳しく見ていきましょう。


グラインダーに合わせた砥石を選ぶ

グラインダーの砥石は、取り付け径や安全カバーのサイズに合わせて適切に選びましょう。

砥石の種類によっては、フランジやナットなどの専用装備が必要なケースもあります。

砥石を交換する前に、説明書を確認しておきましょう。

グラインダーに装着できるのは研削・研磨のディスクのみです。

切削刃の付いているチップソーなどのディスクは装着しないでください。


3分以上の試運転を行う

グラインダーの砥石を交換したときは、3分以上の試運転を行いましょう。

もし取り換えた砥石が古いものだったり亀裂が入っていたりした場合、使用中に破損して破片が飛び散る可能性があります。

自分がケガをするだけでなく、周りにも迷惑をかけかねないので、3分間の試運転は必ず行いましょう。


最高周速数を確認する

グラインダーを使うときは、砥石の最高周速数を守りましょう。

砥石には、使用可能な最大周速数が記載されています。

記載されている最大周速数を超えると砥石が破損する可能性があります。


変速機能が付いているグラインダーを使う場合は、速度の調節ミスを防ぐために、グラインダーの回転数に合わせた砥石を使いましょう。


砥石の使用面を守る

切断砥石の使用面は円周部分と決められています。

破損によるケガを防ぐためにも、決められた使用面を使いましょう。

研削砥石での切断も危険です。

安全に作業するためにも、砥石の使用面を守って作業を行いましょう。


安全カバーを外さない

グラインダーの扱いに慣れてくると、つい安全カバーを外して作業してしまうことがあります。

安全カバーは、砥石の破損によるケガを防ぐだけではありません。

切削粉が飛び散るのを防ぐ役割もあります。


グラインダーの扱いに慣れてきても、安全カバーは外さないようにしましょう。


研磨に関する資格は他にもある


ここまでグラインダーに関する資格として、研削といし取替試運転作業者特別教育を紹介しました。

もし仕事でグラインダー以外の工具を使って切削を行うのであれば、切削工具研削技能士の取得も視野に入れておくとよいでしょう。


切削工具研削技能士は国家資格で、ボーリングカッターや丸ノコなどの切削工具を扱う技術を証明する資格です。

受験資格は、2級で2年以上の実務経験もしくは研削といし取替試運転作業者の資格保持者、1級で7年以上の実務経験または2級合格後2年以上の実務経験があることとなっています。


合格率は発表されていませんが、学科試験は100点中65点以上、実技試験は100点中60点以上が合格ラインとなっているようです。


まとめ


グラインダーは、使い方を間違えると大怪我につながる可能性もあるので、正しい知識を持って使用しましょう。

DIYなど、グラインダーを私的に使うのであれば、資格がなくても問題ありません。

会社に雇用されていて、仕事でグラインダーを使う場合は、研削といし取替試運転作業者特別教育を受ける必要があります。


正しく使えば、グラインダーはとても便利な工具です。

今回紹介したグラインダーを使うときの注意点を参考にして、安全にグラインダーを使用しましょう。





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