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内装工の仕事内容って?仕事の種類や必要な資格について解説!

家や店舗など建物内の内装全般を請け負う「内装工」。塗装や左官など実に様々な種類があり、仕事内容も種類によって異なります。内装全般を工事するため、専門知識や技術が必要となる仕事なのかなど、わからないことも多いですよね?

今回は、内装工の種類や仕事内容、内装工事の流れや将来性について詳しく解説します。この記事を読めば、初心者でも内装工のすべてが理解できるようになります。内装工に必要な資格も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次[非表示]

  1. 内装工とは
  2. 内装工の種類
  3. 内装工事の流れ
  4. 内装工の将来性
  5. 内装工の魅力
  6. 内装工の仕事で大変なこと
  7. 内装工に向いている人の特徴
  8. 内装工に必要な資格
  9. まとめ


内装工とは


「内装工」とは、建物の内装工事全般を仕事とする職人のことです。内装工は、屋内の内装工事すべてを請け負うため、幅広い分野の職種があります。

例えば、床仕上工や塗装工、ボード張り工や壁装工など内装工事に携わる職人すべてが「内装工」です。内装工はそれぞれが専門職としており、仕事内容や道具などが異なるほか、床仕上工でもフローリング専門やクッションフロア専門などさらに分類されている内装工もあります。

また、内装工事すべてを請け負う「多能工」と呼ばれる職人もおり、床仕上げやクロス張りなど通常はそれぞれの専門職人がする仕事を一人でこなすのが多能工です。小さな内装工事の場合は多能工に依頼するケースが増えていることから、多能工の需要が高まっています。


内装工の種類


内装工には、様々な職種があることをお伝えしました。内装工の主な種類には、以下の9つがあります。

  • 床仕上げ
  • 天上仕上げ
  • ボード張り
  • クロス張り
  • 塗装仕上げ
  • 左官工事
  • 鋼製下地組立
  • 木製建具工事
  • 家具工事

上記の内装工事は、通常それぞれの専門職人が請け負って内装を仕上げていきます。それでは、仕事内容について詳しく見ていきましょう。


床仕上げ

内装工の床仕上工が手掛ける床仕上げの仕事内容は、床材を床面に敷き込んで床を仕上げるのが仕事です。床材には、フローリングからフロアタイルやカーペットなど種類があり、床材に合った張り方をするのはもちろん、つなぎ目が目立たないよう張るなど職人技を必要とします。


天井仕上げ

天井仕上げの仕事内容は、軽量鉄骨下地職人が施した天井の下地に石膏ボードを使用して天井を仕上げるのが仕事です。天井専用の石膏ボードには種類があり、防音効果のあるものやクロス張りが必要ない化粧ボードなどがあります。


ボード張り

ボード張りの仕事内容は、軽鉄などで下地が組まれた壁や天井に耐水や耐火性のある石膏ボードを張るのが仕事です。石膏ボードの種類によってはクロス張りを必要とせずそのまま仕上げになる場合もあるため、つなぎ目が目立たないように張るなど、器用さと正確さが必要です。


クロス張り

クロス張りの仕事内容は、ボード張りが完了した壁や天井などにクロスを張るのが仕事です。ボードとクロスの間に空気を入れずシワも作らず綺麗に張っていく必要があるため、熟練されたテクニックを要します。


塗装仕上げ

塗装仕上げの仕事内容は、壁や天井などで塗装が必要な箇所に塗料を用いて塗っていくのが仕事です。塗装箇所に適した塗料を選ぶほか、下地材を塗るなどの作業も含まれます。また、塗りムラがないように均一に塗っていく必要があるため、熟練の技が必要とされます。


左官工事

左官工事の仕事内容は、内装工としての左官工事は壁土を用いて壁を塗っていくのが仕事です。クロスやボードと違い、凹凸や模様を自由に描けるため、高級感がでるなど雰囲気作りに貢献します。住宅の内装よりも、店舗の内装で使われます。デザイン力と技術力が求められる作業です。


鋼製下地組立

鋼製下地組立の仕事内容は、軽鉄を用いて壁や天井の骨組みを作るのが仕事です。骨組みは、ボードを張るときの下地になります。何もない空間に、設計図見ながら軽鉄を組み立てていくため、設計図を正確に読み取る能力が仏ようです。


木製建具工事

木製建具工事の仕事内容は、ドアやふすまなど開閉機能の仕切りを取り付けるのが仕事です。クロス張りなどが終わり、内装工事の終盤でドア類の工事に入るのが通常です。ドア類も内装の雰囲気を左右する重要な役割があるため、雰囲気に合った建具を提案するなどデザイン能力も問われる仕事です。


家具工事

家具工事の仕事内容は、造付け家具の製作と取り付け工事です。設計図を基に家具工場で製作したのち、部品や制作物を現場に持ち込み組み立てて取り付けを行います。部屋の空間や雰囲気などのほかに、機能性なども考慮しなければならないため、デザイン能力が求められます。



内装工事の流れ



内装工の種類について解説してきましたが、続いて内装工事の流れを見ていきましょう。内装工事の主な流れは、下記の通りです。

  1.  現場調査
  2.  図面作成
  3.  基本プランの設計
  4.  契約
  5.  給排水の設備工事
  6.  内装下地工事
  7.  電気設備工事
  8.  内装仕上工事
  9.  検査・引き渡し

上記の流れを経て、内装工事が完了します。それぞれの作業内容について、詳しく解説します。


1:現場調査

内装工事で初めに行うのが、「現場調査」です。現場へ行き壁や天井、窓など採寸が必要な箇所をすべて図り、電気設備や水まわりなどの配置を調査します。


2:図面作成

現場調査で行った採寸などを基に、図面を作成します。デザインの提案や材料費などの見積もりを出す役割もあるため、細部にわたって慎重に作成する必要があります。


3:基本プランの設計

お客さんの希望やイメージに沿った内装で、尚且つ予算内に収まる基本プランの設計を作成します。重要な点は、お客さんの要望が叶えられており、尚且つ喜ばれる基本プランを設計することです。

予算オーバーや要望に応えられていないプランを見せられてもお客さんは納得できず、契約までたどり着けません。また、ある程度の要望が組み込まれた設計でも、1回の話し合いでスムーズに契約までもっていくのは稀なことです。

お客さんと話し合いを繰り返し、設計を作りなおすのが通常です。


4:契約

基本プランの設計の段階で、「これなら契約したい」とお客さんが納得のいく設計ができたら契約へと進みます。契約と同時にお客さんへ工程表を提示して、着工日や納期を把握してもらいます。


5:給排水設備工事

無事に契約が済み着工日になったら、給排水設備工事から入ります。給排水設備工事は、エアコンなどの空調設備やトイレや洗面台などの水回りの施工です。


6:内装下地工事

続いて工事に入るのは、「内装下地」です。鋼製下地組立作業で、軽鉄を用いて天井や壁などの骨組みを組み立てていきます。設計図通りに内装下地工事が適切に行われていないと、その後の石膏ボート張りなどにも悪影響を与えるため、とても重要な工程です。


7:電気設備工事

すべての内装下地工事が完了したら、次は電気設備工事です。電気設備は、配線工事からコンセントの差込口や電気スイッチの設置などを行います。場合によっては、エアコンや電気の設置をすることもあります。


8:内装仕上工事

電気設備工事が完了したら、次は内装仕上工事です。天井仕上げや石膏ボード張り、クロス張りや塗装仕上げなど、仕上げに必要なすべての内装工が入ります。


9:検査・引き渡し

内装仕上工事が完了したら、最終段階の検査が入ります。検査は、設計検査や消防検査など内装工事を行ったことで発生する必要な検査すべてをします。もちろん、作業を行った内装工もそれぞれで自主検査が必要です。最後にお客さんの最終チェックを経て、引き渡しとなります。


内装工の将来性



今から内装工を目指す人にとって気になる点は、「内装工の将来性」ではないでしょうか。結論からお伝えすると、どんな建物でも年数が経過すれば老朽が進みメンテナンスは必要なので、内装工は常に一定の需要があります。また、地震や台風などの自然災害に見舞われ雨漏りや壁の崩れなどの修理も内装工が求められます。

内装工は景気にも左右されにくく比較的安定している職業なので、将来性についてはそれほど不安視することはない職業です。


内装工の魅力


内装工の将来性について解説してきましたが、続いて内装工の魅力について見ていきましょう。内装工の魅力には、主に下記の3つが挙げられます。

  • 未経験者でも働ける
  • 環境面の負担が少ない
  • 長く勤められる

それでは、詳しく解説します。


未経験者でも働ける

専門学校や資格を取得してから内装工に従事する人もいますが、未経験で入社して働きながら現場で技術を習得していく流れが一般的なため、未経験者でも働ける点が魅力です。また、内装工は資格や年齢、性別や学歴なども問われないため、誰でも職に就くことが可能です。

未経験で職に就くのが不安な人は、職業訓練学校で内装工を学ぶのをおすすめします。クロス張りの実習なども行うので、全くの未経験で内装工に就職するよりは、知識と見習い程度の技術を習得してから内装工に従事できます。


環境面の負担が少ない

内装工は屋内での作業がメインで多少の暑いや寒いなどの季節的なものは感じますが、真夏の日差しや寒い冬の風にさらされながら作業をする鉄筋工やとび職に比べると、労働環境による体への負担は少ないです。また、雨や風などの天候に左右もされないので、工期が伸びる心配もありません。


長く勤められる

内装工は専門職であり手に職を付けられるため、長く勤められます。経験を積み技術を身に付けることで、独立も可能です。独立すると定年という制限がないため、体力が続く限り仕事を続けられます。

定年まで会社勤めであっても手に職が付いているので、退職後も個人として仕事を請け負うことが可能です。年齢に縛られることなく、身体が続く限り内装工として勤められる点は非常に魅力的です。


内装工の仕事で大変なこと


内装工の魅力について解説してきましたが、続いてはデメリットとしても捉えられる内装工の大変なことについて見ていきましょう。内装工が大変だと感じる点は、主に以下の2つです。

  •  体力が必要
  •  工期が短くなりがち

それでは、詳しく解説します。


体力が必要

内装工事に必要な工具や部材は基本的に自分で運ばなくてはならないため、力仕事の面もあります。また、内装工事は天井や床といった場所もあり、長時間にわたって上や下を向き続けるなど同じ体勢が続くため、肩や腰への負担が大きく、辛く大変な作業です。


工期が短くなりがち

内装工は屋内での作業のため、雨や風で作業が中止になることはほとんどありません。また、夜でも電気さえ付ければ作業ができてしまうため、長時間の作業も可能。このようなことから、工期を短く設定されることがあり、夜道し作業を迫られて大変なときもあります。


内装工に向いている人の特徴


内装工の仕事で大変なことについて解説してきましたが、ではどのような人が内装工に向いているのでしょうか。内装工に向いている人の特徴は、以下のような人です。

  • 細かい作業が得意な人
  • インテリアやデザインのセンスを活かしたい人
  • 体力がある人

それでは、詳しく解説します。


細かい作業が得意な人

内装工は基本的に手作業での工事がメインのため、手先が器用で細かい作業を面倒と感じることなく好んでできる人が向いている職業です。一方で、不器用で細かな作業が苦手、集中力がなく飽き性な人には向いていません。


インテリアやデザインのセンスを活かしたい人

内装工は部屋の空間や雰囲気を演出する役割があり、居心地の良い空間にするためにはインテリアやデザイン性が問われます。従って、インテリアやデザインのセンスに自信がありその能力を活かしたい人に向いています。


体力がある人

内装工は重いものを運んだり同じ姿勢で長時間作業を強いられるなど体力仕事な面もあるため、体力に自信がある人や体を動かす仕事が好きな人に向いています。


内装工に必要な資格



内装工は資格がなくても職に就くことが可能な職業ですが、内装工としての知識や技術を証明するための資格があるので、ご紹介します。内装工に必要な資格には、以下の6種類があります。

  • 内装仕上げ施工技能士
  • 家具製作技能士
  • 建具製作技能士
  • 左官技能士
  • 表装技能士
  • 塗装技能士

それぞれの資格について概要やメリットなどを、詳しく解説します。


内装仕上げ施工技能士

内装仕上げ施工技能士は、内装仕上げ作業の知識や技能を習得していることの証明ができる国家資格です。対象の仕上げ作業には、以下の4つに分類されています。

  •  プラスチック系床仕上げ工事作業
  • 鋼製下地工事作業
  • ボード仕上げ工事作業
  • カーテン工事作業

1級~3級がありどの等級からでも受講が可能ですが、学歴や実務経験などで異なります。試験内容は実技と学科があり、基礎知識から技術まで学べるので、資格を取得することで自信を持って工事に取り組めるといったメリットが得られます。


家具製作技能士

家具製作技能士は、家具工事の内装工に従事している人におすすめの国家資格です。作業分類は以下の3つにわけられています。

  • 家具手加工作業
  • 家具機械加工作業
  • いす張り作業

試験内容は学科と実技があるため、資格の試験勉強を行えば家具製作の基礎知識から技術まで学べます。資格を取得することで就職に有利に働くだけでなく、独立したさいには信頼性が高くなり仕事の依頼に繋がるなどのメリットがあります。


健具制作技能士

建具製作技能士は、ドアやふすまなどの木製建具工事の内装工の人におすすめの国家資格です。1級~3級があり、試験内容は学科と実技です。資格を取得することで、建具製造会社や家具メーカーへの就職に役立ちほか、独立では信頼性が高まります。


左官技能士

左官技能士は、左官工に従事している人におすすめの国家資格です。1級と2級は上級者と中級者を対象とした試験のため、左官工としての実務経験がある人向けです。3級は初心者向けですが、ある程度の知識や技術があった方がスムーズに合格できるので、多少の実務経験を積んでから受講をしましょう。


表装技能士

表装技能士は、表装の知識と技術を習得していることを証明できる国家資格です。「表装」とは、書物や絵などを和紙やふすまなどに張り、仕上げる技術のことを指します。例えば、高級旅館の客間に掛軸が掛けられていますが、掛軸に仕上げる作業を行うのが表具師と呼ばれる職人です。表装技能士の資格を取得すると、表具店や工務店への就職に役立ちます。


塗装技能士

塗装技能士は、塗装の知識と技術を習得していることの証明になる国家資格です。塗装技能士は、以下の5つの作業に分けられています。

  • 木工塗装作業
  • 建築塗装作業
  • 金属塗装作業
  • 噴霧塗装作業
  • 鋼橋塗装作業

受検資格は、1級で7年以上2級は2年以上の実務経験が必須です。試験内容は、学科と実技があります。塗装工として従事するのであれば、資格を取得することで信頼性が高まるため、実務経験を積んで挑戦してみましょう。


まとめ


内装工には、床仕上工や塗装工など様々な職種がありますが、内装工事に携わるすべての職人を総じて「内装工」と呼ばれています。未経験者でも職に着くことが可能な点が魅力で、働きながら知識や技術を学んでいくのが一般的です。内装工に必要な資格のご紹介もしましたが、すべて国家資格なので内装工に従事するのであれば、実務経験を積んでからぜひ資格取得を目指してみてください。








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