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社員寮の家賃相場と初期費用|入居のメリット・デメリットを紹介!

工場の求人条件として「社員寮あり」とうたっている会社を多く見かけます。遠方からの期間工や実家からの通勤に時間がかかる新人工などにとって、工場の近くに住む部屋があると何かと便利です。しかし一方で、寮だと規則が厳しそう、自由がなさそう、と不安を感じる人も少なくありません。社員寮はいったいどんな部屋で、家賃相場、食費などいくらぐらいかかるのでしょうか。今回は、社員寮について深掘りします。

目次[非表示]

  1. 社員寮はどんなところ?
  2. 社員寮にかかる費用
  3. 社員寮に入居するメリット
  4. 社員寮に入居するデメリット
  5. まとめ


社員寮はどんなところ?


社員寮とは、会社が従業員のために、福利厚生の一環として提供している住宅です。工場では、全国から集まる期間工、派遣社員、新人工などが働きやすいように提供している会社が多くあります。


自社物件として保有する会社もあれば、工場近くにあるアパートやマンションを一棟まるごと借りている会社もあります。社員寮には、独身(男子、女子)寮、単身赴任寮、カップル寮、家族寮など、いろいろな形態がありますが、大部分は独身向けとなっています。


工場が社員寮を用意する一番大きな理由は、深刻な人手不足の影響で全国から多くの人に働きに来てもらうためです。社員寮に住むと、家賃が安く済み、短期間でお金がたまりやすいのが魅力です。


社宅との違い

社員寮とよく似ているのに社宅があります。社員寮と社宅について法律上、明確な分類はありませんが、社員寮ではほかの社員との共有スペースがあり、管理人がいるケースが多く、社宅は完全に独立しています。社員寮は独身もしくは単身向けで、ほかの部屋にいるのは同じ会社の社員ですが、社宅は必ずしもそうとは限りません。


最近では社員寮ではなく、借り上げ社宅を提供している会社も増えています。借り上げ社宅とは、不動産業者から賃貸物件を借りた会社が、社員に貸し出すものです。社員寮よりも自由度が高く、個人で賃貸物件を借りている状態とほぼ同じですが、家賃の一部を会社が払ってくれるので、安く住むことができます。


社員寮にかかる費用


社員寮にかかる費用について、初期費用、家賃、1カ月の生活費などを紹介します。複利厚生を充実させている会社も多く、アパートを借りるよりはるかに安く、初期費用も必要ない状態で入居できるのが魅力です。


社員寮に入居するときの初期費用

賃貸アパートの初期費用として必要となるのは、引っ越し費用、アパートの敷金・礼金、冷蔵庫や洗濯機、電子レンジといった家電製品、ベッドやタンス、布団一式の購入代金などがあります。さらにインターネット環境がない場合は、プロバイダー契約も必要となります。


工場の社員寮に入居する場合、上記の費用はほとんど必要ありません。必要な家具や家電、布団などを完備している社員寮もあります。しかもほとんどの社員寮はWi-Fi環境が整っていて、インターネットは使い放題となっています。布団やベッドも用意している社員寮もあるので、すぐ住むことができます。


社員寮の家賃相場

社員寮の家賃は、会社の規模、部屋の広さや設備などによって異なりますが、通常の家賃の2~5割程度が相場となっています。


一般財団法人労務行政研究所が2016年に行った「独身寮・社宅に関する実態調査」によると、会社が自社物件を持つ社有型の社員寮(単身向け)の平均家賃は11,302円となっています。社員寮付きの求人を調べてみると、水道光熱費など全て含めて1万円という記載を多く見かけます。個人でアパートを借りるよりも、社員寮の方がずっと安くなっています。


借り上げ住宅型の社員寮の場合、平均家賃は12,181円です。会社が不動産会社から建物を借りるため、個人の負担額は、社有型と比べると、やや高い傾向にあります。


社員寮の1カ月の生活費用比較

1カ月の生活費について、単身で社宅に入った場合と通常の賃貸アパートに入居した場合で比較してみましょう。


住む場所や地価などによって、アパートの家賃は異なりますが、地方の工場に勤めている20代後半の独身男性という設定です。総務省が2019年に実施した「家計調査 家計収支編 単身世帯」(34歳以下の値)を参考にしました。社員寮での食費は1日800円として計算しました。




社員寮
アパート
家賃
約10,000円
約50,000円
食費
約25,000円
約50,000円
光熱費
0円
約7,000円
通信費
0円
約7,000円
交通費
0円
約10,000円
趣味娯楽・交際費用
約6,000円
約6,000円
保険・医療費用
約3,000円
約3,000円
1カ月の合計
約44,000円
約133,000円



社員寮に入居するメリット


社員寮に入居するメリットは以下の通りです。


【社員寮に入居するメリット】


  • 生活費用を抑えることができる
  • 面倒な手続きが不要
  • 社員同士の交流が盛ん



    敷金や礼金が不要で、水道光熱費も家賃に含まれていることが多く、Wi-Fiも完備されているため、生活費用を抑えることができます。不動産会社との面倒な手続きは、会社が行ってくれるので安心です。社員同士の交流が盛んなので、初めての一人暮らしでも寂しくありません。


    生活費用を抑えることができる

    自分でアパート暮らしをするとなると、毎月の家賃のほかに、水道光熱費や食費、Wi-Fi代、工場へ通勤する際の電車代、マイカー通勤となるとガソリン代、車の維持費などもかかります。場所にもよりますが、家賃も含めて毎月10万円~15万円ぐらいの出費を覚悟する必要があります。


    社員寮だと家賃は半分以下で済み、水道光熱費、Wi-Fi代も会社によっては不要となります。食費も1食に付き300円~500円ぐらいが相場で、多くは栄養バランスを考慮した食事が提供されています。


    社員寮は工場の近くにあることが多いため、交通費や車のガソリン代もあまりかかりません。距離があったとしても、工場への送迎バスを用意してくれる会社もあります。


    面倒な手続きが不要

    慣れない土地で、アパートを借りるため不動産屋を何件もはしごして、物件を見て回ることは本当に大変です。希望のアパートが見つかったとしても賃貸契約を結び、引っ越しの手配や住民票の異動も自分で行わなければなりません。普段は行わない煩雑な手続きにストレスを感じる人も少なくありません。


    社員寮だと、このような面倒な手続きは不要です。会社の人事担当がほとんど代わりに行ってくれるため、お任せするだけで大丈夫です。


    社員同士の交流が盛ん

    社員寮にもよりますが、食堂や談話室といった共有スペースがあるため、社員同士の交流が盛んです。寮全体に同じ会社の社員が住んでいるので、賃貸アパートで暮らすよりも寂しさを感じることは少ないでしょう。仕事の悩みも、先輩や同僚に聞いてもらうことで、良いアドバイスを得ることができるはずです。


    社員寮に住んでいる人は、地元を離れて工場で働いている同じ境遇の人ばかりです。自分とよく似ていると思うと、交流しやすくなります。社員寮の仲間と積極的にコミュニケーションを取って、工場での勤務を楽しいものにしてください。


    社員寮に入居するデメリット


    社員寮に入居するデメリットは以下の通りです。


    【社員寮に入居するデメリット】

    • 共同生活が苦手な人には向かない
    • 社員寮ならではのルールが決まっていることがある
    • 入居できる期限が決まっていることが多い


      他人と同じ屋根の下で共同生活を行う以上、守るべき最低限のルールは存在します。共同生活が苦手な人、社員寮ならではのルールに縛られたくない人には、社員寮は遠慮した方がいいでしょう。社員寮の多くは単身者向けで、入居できる期限が決まっていることが多いので、期限を超えて住むことはできないのもデメリットです。


      共同生活が苦手な人には向かない

      社員寮は個室のケースが多くなっているのですが、会社によっては必ずしも個室ではなく、相部屋のこともあります。生活リズムが異なる人が同じ部屋になると、ペースを乱されることもあります。


      また社員寮によっては、風呂場やトイレ、食堂、洗濯ルームなどがほかの人と共用になることもあるため、プライバシーが気になる人は社員寮での生活は難しいかもしれません。


      社員寮ならではのルールが決まっていることがある

      社員寮では、お互いが気持ちよく共同生活できるように、最低限のルールを決めているケースがほとんどです。工場で働く時間帯が異なる人もいるため、廊下や食堂などで大騒ぎするという行為は慎まなければなりません。


      ルールとしてよくあるのが、門限です。門限が23時となっていると、それまでに帰らなければいけません。何度も門限破りをしていると、退寮となる恐れがあります。入浴や食事の時間帯も決まっていることがほとんどです。


      友人や恋人など、部外者の立ち入りを禁止している社員寮もあります。家族が寮を訪れる場合は事前の申請が必要となることもあります。違反者には罰則があったり、最悪の場合は退寮や懲戒解雇となることもあったりします。


      ルールを守らなければならないのは、賃貸アパートであっても同じです。隣人や管理人に迷惑をかけないように、社会人としてのルールを守りましょう。


      入居できる期間が決まっていることが多い

      社員寮は3年程度、30歳までの単身者など、入居できる期限や年齢が決められているのが一般的です。お金がかからなくて快適で、ずっと入居したいと思っていても、退去せざるを得ない場合もあります。


      多くの場合は、結婚などライフスタイルの変化を理由に社員寮を退去するケースが多く、社宅や賃貸アパートへ移り住むことになります。その一方で、同じ社員寮に10~20年間住み続けている人もいます。


      社員寮によってルールが異なるため、長く同じ場所で居住していたい人は、負担に感じるかもしれません。


      まとめ


      社員寮は、家賃が格安で水道光熱費も込み込み、Wi-Fiも使い放題、しかも食費も安く、出勤時の交通費もかからないなど、工場で働くには最高のロケーションです。生活費も節約できるため、短期間でお金を稼ぎたい人にはおすすめです。一方で、共同生活のルールがあり、退去期間が決まっているなど、デメリットもあります。社員寮の良い面、悪い面を総合的に捉えてください。ともあれ、社員寮での生活を一度体験してみるのも楽しいかもしれません。





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