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清掃工場の仕組みと仕事内容を簡単に分かりやすく解説!

ごみの処理を行う清掃工場には、毎日いろいろなごみが運び込まれてきます。ここに集められたごみは、どのように処理されているのでしょうか。また、清掃工場で働く人はどのような仕事をしているのでしょうか。


この記事では、清掃工場でごみがどう処理されているのか、仕組みを解説していきます。さらに、後半では清掃工場での仕事内容と必要な資格についても紹介します。清掃工場で働くことに興味がある方も、ぜひ参考にしてください。

目次[非表示]

  1. 清掃工場とは
  2. 清掃工場の仕組み
  3. 清掃工場の仕事内容
  4.  まとめ


清掃工場とは


清掃工場は、収集したごみを処理する場所です。


清掃工場の呼び方はさまざまあり、自治体によって以下の名称で呼ばれていることもあります。

  •   ごみ処理場
  •   ごみ処理施設
  •   ごみ焼却施設
  •   クリーンセンター


清掃工場では、生活の中で出るごみである「一般廃棄物」が焼却されています。焼却施設の他に、資源ごみをリサイクルしたり、生ごみを肥料にしたりする施設もあります。できる限りごみを再利用することで、環境への負荷を軽減する工夫がされているのです。


環境省が発表している日本のごみ排出量は、年間4,274トン(東京ドーム約115杯分)にもなります。清掃工場がうまく機能していないと、日々排出されているごみが街からあふれ出してしまうでしょう。清掃工場は人々が清潔で安全な生活を送るために、非常に重要な施設なのです。


清掃工場の仕組み


清掃工場に集められるごみの種類には、以下のようなものがあります。

  •   燃えるごみ:紙くず、生ごみ、衣服、ゴム、ビニール、革製品など
  •   燃えないごみ:金属、ガラス、乾電池、陶磁器、最大辺が30cm未満の家電
  •   粗大ごみ:家庭から排出される最大辺が30cm以上の家具、家電、日用品
  •   資源ごみ:古紙、鉄、アルミニウム、瓶、ペットボトル、プラマークの付いたプラスチック


プラマークの付いたプラスチックは、汚れをキレイに取り除いたものは資源ごみです。プラマークがないものや汚れが落とせないものは燃えるごみになります。


清掃工場は、それぞれのごみをどのように処理する仕組みとなっているのでしょうか。ここから、ごみの種類ごとに処理の工程を解説していきます。

燃えるごみ

家庭から出された燃えるごみは、清掃工場にて焼却されて灰として処理されます。再利用できないごみは最終的に埋め立てることになりますが、焼却しないままだと膨大な埋め立て地が必要になります。焼却することで体積を大幅に減らすことができるのです。


具体的には、次の手順で処理されます。

  1.      回収車でごみを回収
  2.      ごみピットへ投入
  3.      焼却炉で焼却
  4.      焼却後の灰を処理


ごみピットとは、清掃工場に集められたごみを一時的に保管する場所です。ピットにあるごみをクレーンでかき混ぜ、燃えやすさを均一にした上で、焼却炉へ運ばれます。焼却は、有害なダイオキシン類も分解するよう800℃以上の高温で焼却することが義務付けられています。焼却後に出た灰は、埋め立てられるかエコセメントの原料として再利用されます。

燃えないごみ

燃やすことができないごみは、不燃ごみ処理センターまたはリサイクルセンターへ集められます。焼却処分のできない燃えないごみは、危険物や再利用できる素材を取り除いた後、体積を減らすために粗大ごみと一緒に砕かれます。


具体的には、次の手順で処理されます。

  1.      回収車でごみを回収
  2.      ごみピットへ投入
  3.      危険物を除去
  4.      磁選機で鉄類を回収
  5.      アルミ選別機でアルミ類を回収
  6.      残った不燃ごみを破砕機で砕く


取り除かれた鉄類やアルミ類は、資源ごみの処理に回されます。残った燃えないごみは破砕機で砕かれ、埋め立て処理場(最終処理場)にて埋め立てられます。

粗大ごみ

粗大ごみは定期的な回収ではなく、自治体に申し込みをして回収してもらうシステムになっています。


具体的には、次の手順で処理されます。

  1.      回収車でごみを回収
  2.      燃えるもの・燃えないものに分別
  3.      破砕機にてごみを砕く
  4.      燃えるものは焼却炉で焼却


回収された後の粗大ごみは、清掃工場内で分別されます。このときに布団類も分別され、こちらは破砕機ではなく裁断機にて細かくされます。分別され砕かれた後の粗大ごみは、燃えるごみ・燃えないごみと同様に処理されます。燃えるものは灰となりセメントに再利用され、燃えないものは埋め立てられるということです。

H3.資源ごみ

資源ごみは、素材により処理方法が変わります。基本的には収集後、リサイクルセンター(環境センター)などに運ばれ、手作業にて選別されます。リサイクルできる素材だけになった資源ごみは、専門業者へ引き渡される仕組みになっています。


例えばプラスチック容器は、次の手順で処理されます。

  1.      回収車でごみを回収
  2.      選別施設へ運搬
  3.      手作業により異物を取り除く
  4.      圧縮による梱包
  5.      専門業者への引き渡し


資源ごみとして回収されたプラスチック容器の中には、食べ物の汚れがべったり付いているものや、ビニールなどのプラスチック以外の素材も混ざっています。それらは、全て人が手作業で取り除きます。その後、運びやすいように圧縮して、再利用商品として加工する業者へ引き渡すのです。


プラスチック容器はごみ袋や車止め、工場で使われるパレットなどに再利用されます。瓶は瓶や断熱材などに、缶は缶をはじめ家電・機械部品などに、ペットボトルはボトルや衣服など、さまざまなものに生まれ変わります。


清掃工場の仕事内容


ここまでに紹介したように、ごみは種類によってさまざまな工程を経て処理されています。そのため、清掃工場内で働く職員の仕事内容も、多岐にわたります。ここでは、清掃工場で働くとどのような仕事があるのかの種類を解説していきましょう。

機械操作・運転係

焼却炉の運転や点検を行うのが、機械操作・運転係の仕事です。清掃工場にある中央制御室で焼却炉へごみを運ぶクレーンを操作したり、ごみの燃え方をチェックしたりします。中央制御室のコンピューターには各設備の情報が送られてきており、運転係が全体を把握しながら管理していきます。ごみの焼却を安全でスムーズに行うために欠かせない、責任ある仕事です。


天井クレーンを操作するため、業務にはクレーン・デリック運転士免許が必要です。免許がない場合は就職後に資格の取得を目指すことになりますが、取得していると採用に有利となるでしょう。

技術係

ごみを燃やす計画をたてたり、施設の工事設計などにも関わったりするのが、技術係です。有害物質が出ていないかチェックし、より安全で効率の良い工場の運営方法を検討します。


ごみを燃やしたり埋めたりすると環境への負荷がかかりますが、清掃工場では技術係の取り組みによって、環境に配慮しながらごみの処理がされています。近年、環境問題への社会的な関心が高まる中で、技術係の仕事はより重要になってきています。


焼却炉に関わるので、ボイラー・タービン主任技術者の資格が必要とされます。

整備係

設備の点検や、故障した際の修理などを行うのが整備係です。直接の修理は修理業者が行いますが、修理に伴う手配などは整備係が進めます。清掃工場は24時間休みなく稼働しているため、年に1度設備を停止して点検をする期間を設けています。そこで点検作業を行うのも整備係の役目です。


清掃工場が稼働できないと、日々運び込まれるごみが処理できずあふれてしまいます。整備係は、清掃工場の安定した運転に貢献する仕事なのです。


電気設備の点検を行うには、電気主任技術者資格が必要です。また、焼却炉の点検を行う場合はボイラー・タービン主任技術者の資格が必要です。


 まとめ


ごみの処理を行う清掃工場は、私たちの暮らしになくてはならないものです。ごみを焼却した灰や資源はリサイクルされ、再利用ができないものだけ極力体積を小さくして埋め立てられます。清掃工場に集められたごみは、種類によってさまざまな工程を経て、環境への負荷を減らした形で処理されているのです。


清掃工場の仕事は役割によって、機械操作・運転係、技術係、整備係に分けられます。機械操作・運転係は中央制御室にて設備の捜査を行います。技術係は主にごみを燃やす計画をし、整備係は設備の点検や修理を行います。どの仕事も、安定して日々ごみの処理を行うために重要な役割を担っています。









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