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研磨作業とは|仕事内容・年収・向いている人の特徴

研磨作業とは、製品の表面の凸凹を削る「研削」と表面を磨いてなめらかにする「琢磨」の2種類があります。これらを合わせて研磨と呼んでいるのです。本記事では、研磨作業の種類や、研磨工の平均年収、研磨作業の大変さに加えてこの仕事に向いている人を紹介します。研磨作業をしてみたいと考えている人はこの記事を読んで、自分に合っているかどうか確かめてください。


目次[非表示]

  1. 研磨作業とは
  2. 研磨作業の種類
  3. 研磨の仕事の年収
  4. 研磨作業に関する資格
  5. 研磨作業は大変?
  6. 研磨作業に向いている人
  7. まとめ


研磨作業とは


研磨作業とは、製品の表面の凸凹やザラザラをなくし、なめらかな状態にする作業です。研磨には大きく分けて、下記の二つの作業があります。


  •   研削:凸凹を削ってなめらかにする
  •   琢磨:表面を磨いてツヤを出す


この二つを合わせて研磨と呼んでいることが多く、工場ではどちらかの作業を担当することになるでしょう。研磨作業は製造工程の最後に行われることがほとんどです。その目的は、細かな調整や仕上がりを美しくすることです。スマートフォンやスプーン、フォーク、指輪なども研磨がされているのでなめらかな手触りと、輝くほどの美しさが備わった製品になっているのです。


研磨作業の種類


研磨作業は細かく分けると、下記の6種類の作業があります。


  •   砥石研磨
  •   ラッピング研磨
  •   研磨布紙加工
  •   電解研磨
  •   バフ研磨
  •   バレル研磨

それぞれどのような作業で、何を研磨するのかを見ていきましょう。


砥石研磨

研磨する製品を回転する砥石(といし)に当てて、研磨します。固定されている砥石に製品を当てて研磨することもあれば、製品が大きい場合は砥石が付いている機械のほうを製品に当てて研磨することもあります。砥石研磨は自動化が進んでいますが、最終的な仕上げには技術者の腕が頼りになっている部分が大きいです。


例えば、包丁を研ぐことは砥石研磨にあたります。他にも、宝石や金属食器などもツヤ・光沢を出すために砥石研磨が施されています。


ラッピング研磨

ラップ盤と呼ばれる平面の台に製品を固定し、上から力を加えて研磨剤に含まれる砥粒(とりゅう)と製品をすり合わせて研磨する方法です。鏡の表面のような仕上がりになります。


精密部品の最終仕上げや、カメラや顕微鏡のレンズなどに使われる研磨方法です。


研磨布紙加工

サンドペーパーで製品の表面を磨く加工です。サンドペーパーは別名紙やすりとも呼ばれ、工場の研磨だけではなくDIYにも使用するので一般の方にも身近なものでしょう。サンドペーパーは砥粒の粒度が違い、目の粗いものから細かいものまであります。工場では帯状になっている布ベルトを回転させ、そこに製品を当てて研磨する方法も用いられています。


身近なところでは、サビ落としにも使われます。


電解研磨

電気研磨液に製品を入れ、電流を流し研磨する方法です。製品の表面を電気分解によって溶かし、研磨効果を得ています。電解研磨はステンレス、チタン、アルミなどに対応しており、光沢ある仕上がりが特徴的です。


したがって、台所やレストランの厨房のステンレス製品や、建材などに使用されています。


バフ研磨

バフと呼ばれる柔らかい素材に研磨材を付けて、バフを回転させながら製品を研磨する方法です。ステンレス製品のツヤを出すために使用されます。


車体を磨く作業も、バフ作業に該当します。それ以外にも医薬品を入れておくステンレス製の容器や、ステンレス製の鍋にも使用されることがあります。


バレル研磨

タンク型機械に製品と研磨材を入れ、回転または振動させて研磨する方法です。タンクの中に複数の製品を投入することができ、一度に多量の製品を研磨できます。バレルとは樽のことを指し、過去には樽型のタンクで研磨していたためこの名前が付きました。


軽くて小さな部品や、キーホルダーやスパナ、メガネフレームなどもバレル研磨で仕上げていることが多いです。


研磨の仕事の年収


研磨工の平均年収と、平均月収は以下の通りです。



全体
男性
女性
平均年収

408.4万円

438.6万円

290.3万円

平均月収

28.9万円

31.2万円

19.9万円


研磨工自体、男性の割合が多く、勤務体制も違うため単純に比較はできませんが、現状は男女で差があります。ただし、研磨作業は細やかさが必要であり女性に向いている職業ともいえるので、今後女性の雇用が拡大していく可能性があります。


研磨作業に関する資格


研磨工は、未経験の人でもなることができます。


研磨作業に関わる資格として「研削といし取替試運転作業者」があります。こちらを取得すると、研削砥石の取り替えや取り替え時の試運転ができるようになります。この資格は18歳以上であれば、実務経験がなくても講座を受けるだけで取得することが可能です。研磨の仕事を充実させたい場合には、ぜひとも取得しておきましょう。


研磨作業は大変?


工場での作業はどの仕事でもそれなりに大変ですが、研磨作業に関して大変な理由は下記の2点です。


  •   長時間の集中力が必要
  •   高い精度が求められる


研磨作業は手で製品を持ちながら機械で削ったり、磨いたりします。また、薬品を使って作業をすることもあります。気を抜くとケガをしますし、薬品も慎重に扱わないと思わぬ事故につながります。そのため、仕事をしている間はずっと集中していけなればなりません。


また、製品の見た目に関わる作業のため、高い精度が求められます。ミクロン単位での仕上げになり、指示通りの製品を作るには一朝一夕では身に付くけられない高い技術力も必要です。


研磨作業に向いている人


研磨作業に向いている人の特徴は、下記の2点です。


  •   細かい作業が好き
  •   ものづくりが好きな人


具体的にどのような作業にその資質が必要なのか、紹介します。本項目で、研磨作業が自分に向いているかどうか確認しましょう。


細かい作業が好きな人

研磨の仕事には、細かい作業が好きな人が向いています。どのような種類の研磨作業であれ、細かく丁寧な仕事ぶりが要求されるからです。製品の小さなキズやゴミを研磨したり、サイズ調整をしたりする際には顕微鏡で見なければ分からないレベルの細かさが求められます。そのような細かく繊細な作業を楽しめる人は、研磨の仕事に向いているでしょう。


ものづくりが好きな人

研磨作業は、ものづくりが好きな人にぴったりの仕事です。なぜなら、製品づくりの仕上げであり、製品の善し悪しを左右する作業だからです。研磨の作業によって製品は完成するので、自分のスキル次第でその完成度が変わってしまいます。そこゆえに、ものづくりが好きな人ほど技術を向上させ、よりよい製品を作れるようになりたいという思いが生まれ、さらにものづくりにのめりこんでいくでしょう。


実際に研磨の仕事に関わっている人は、ものづくりがしたいと思いこの仕事を選んでいることが多いようです。


まとめ

 

研磨の作業は、「研削」と「琢磨」の二つに分けることができ、これらを合わせて研磨と呼んでいます。研磨作業にはいくつか種類があり、研磨に使う道具や手法によって名前が違います。例えば包丁を研ぐのにも使われる砥石を使った砥石研磨や、紙やすりを使う研磨布紙加工、薬剤と電気分解の原理を使った電解研磨などがあります。研磨工になるのに特定の資格や経験はいりませんが、「研削といし取替試運転作業者」という座学だけで取得できる資格は取得しておくとよいでしょう。また、平均年収は男女で違うものの400万円程度です。繊細な作業ゆえに集中力や高い精度が求められますが、ものづくりが好きで細かい作業が好きな人には向いている仕事です。








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