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工場のピッキング作業とは|仕事内容・向いている人の特徴

ピッキングは工場や倉庫での業務の一つです。これから工場で働くことを希望している人は選択肢に入れているかもしれません。この記事ではピッキングとはどんな仕事なのか、ピッキングの種類やこの仕事の大変さ、またどんな人がこの仕事に向いているのかなどを説明します。ピッキングについてしっかりと理解することで、採用されたときに効率よく働けるはずです。


目次[非表示]

  1. 工場のピッキング作業とは
  2. ピッキングの種類
  3. ピッキング作業はきつい?
  4. ピッキング作業が向いている人の特徴
  5. まとめ


工場のピッキング作業とは


工場のピッキング作業とは、指示書や伝票に従って保管場所から製品を選び出す作業です。紙の指示書や伝票に基づき作業する場合もあれば、「ハンディターミナル」と呼ばれるハンディサイズのデータ収集端末を用いて行われることもあります。紙ベースだとピッキングに漏れがないか慎重に確認する必要がありますが、ハンディターミナルであれば、バーコードをスキャンすれば自動的に管理されるため、より楽かもしれません。

また選び出される製品も小さな部品から、家電のようなものまでさまざまです。現場によっては力が必要とされる場合もありますが、年配者でも行える作業もありますし、特別な経験やスキルが求められないことから、幅広い世代の人たちが集まってくる職種です。


ピッキングの種類


ピッキングには主に以下の3種類があります。それぞれの作業の特徴を知っておくと、求人情報を見ながら仕事を探すときにも役立つはずです。しっかりと把握しておきましょう。


  •   シングルピッキング
  •   マルチオーダーピッキング
  •   トータルピッキング


シングルピッキング

シングルピッキングとは一つの注文に対して、商品をピッキングしていく方式を指します。

例えば、Aという顧客が「帽子」「ワンピース」「サングラス」を注文しているとします。作業員はその注文書に従って、商品棚から「帽子」「ワンピース」「サングラス」をピックアップし、箱に詰めます。棚から商品を選び取る様子が果物や野菜を摘み取っているように見えることから「摘み取り方式」とも呼ばれます。実際のシングルピッキングで扱う商品はもっと多いため、カートや台車を使用し集めることもあります。

作業の流れは、注文書を見て工場の保管場所に移動し、オーダーされた商品を集め、梱包し、発送するというもので、比較的シンプルです。商品の大きさや量によっては作業者の移動や商品の運搬に体力が必要とされます。ただ、シングルピッキングは通常一人で行うため、丁寧に作業すればミスは起きづらいといえます。


マルチオーダーピッキング

マルチオーダーピッキングとは、複数の注文に対して商品をピッキングし、同時に仕分ける方式を指します。例えば、Aという顧客が「帽子」「ワンピース」「サングラス」を、Bという顧客が「手袋」「ワンピース」「ベルト」「サングラス」を注文しているとします。作業員はその複数の注文に従ってピッキングし終えたら、そのままAの箱、Bの箱にそれぞれ仕分けます。

作業の流れは、複数の注文を見て、工場の保管場所に移動し、集めながらそのまま仕分けするというのもので、作業がシングルピッキングに比べて複雑です。そのため、集中して作業しないとミスが起きやすい方式といえます。


トータルピッキング

マルチオーダーピッキングとは、複数の注文に対して、商品をピッキングしていく方式を指します。例えば、Aという顧客が「帽子」「ワンピース」「サングラス」を、Bという顧客が「手袋」「ワンピース」「ベルト」「サングラス」を注文しているとします。作業員はその複数の注文に従って、商品棚から「帽子」1個、「ワンピース」2枚、「ベルト」1本、「サングラス」2つをまとめてピックアップし、最後に顧客ごとに仕分けします。集めた商品を発送先、顧客ごとに仕分ける様子が種まきのように見えることから「種まき方式」とも呼ばれます。

作業の流れは、複数の注文書を見て、工場の保管場所に移動し、オーダーされた商品をまとめて集めたら、最後に仕分けするというもので、マルチオーダーピッキングがピッキングと仕分けを同時に行うのとは異なります。



ピッキング作業はきつい?


ピッキング作業が未経験者でもできるため、比較的採用されやすい仕事です。しかし、仕事内容は決して楽ではなく、きついともいわれます。ここではその理由について二つ取り上げます。「簡単な仕事だと思ったのに、実際にやってみたら違った」ということがないように、仕事内容をしっかりと把握しておきましょう。


  •   作業が単調
  •   ミスがないよう慎重な作業が求められる


作業が単調

ピッキング作業は、注文書やハンディターミナルに従って商品をピックアップする作業の繰り返しです。最初はミスしないように緊張感を持って仕事していても、難しい作業ではないため、数日作業すれば慣れてしまいます。接客の仕事のように毎日の作業内容に変化があるわけではないため、人によっては単純な作業の繰り返しで飽きてしまうかもしれません。

そのため、仕事を通じて新しいスキルや知識をどんどん吸収したいと思っている人には不向きな仕事でしょう。逆に一人で黙々と仕事するのが好きで、ゲーム感覚でピッキング作業を楽しめる人には向いている職種です。


ミスがないよう慎重な作業が求められる

ピッキング作業のきついところは、単純な作業とはいえ慎重にミスがないように行わなければならないという点です。一般的に人間は単純な作業を繰り返していると集中力が低下し、ミスをしやすくなります。しかし、ピッキング作業で一人の作業員がミスをすると、検品や発送準備にも影響があり、最終的にきちんと納品できない事態にもつながりかねません。

特にトータルピッキングはチームで作業することが多く、ピッキングする側に商品の選び忘れがあると、次の工程である仕分けがきちんとできなくなります。もし、商品が漏れたまま発送されればクレームにもつながりかねません。

もっとも、多くの工場では経験のある作業員によるダブルチェックなど、一人のミスが全体の工程に影響を与えないような工夫がなされているため、一人で過大なストレスをかかえる必要はありません。



ピッキング作業が向いている人の特徴


以上のピッキング作業を前提にすると、この仕事に向いている人は以下のような特徴を兼ね備えています。自分がそのタイプに当てはまるかチェックしてみましょう。


  •   慎重に確認ができる
  •   黙々と作業ができる
  •   必要部署との連携が取れる
  •   ミスを減らす工夫ができる
  •   体力がある


慎重に確認ができる

すでに述べた通り、ピッキング作業では数や品番を間違えて、商品のピッキングミスをしないことが大事です。ミスを回避するためには作業員に慎重さが求められます。そのため何でもかんでも大雑把に、どんぶり勘定で行う傾向がある人はピッキングには向いていないかもしれません。また、せっかちな性格で、正確さよりもスピードを重視する人もピッキング作業ではミスをする可能性があります。

もっとも、一つ一つの作業を丁寧に、ミスなく確実にこなせるかどうかは性格だけでなく、仕事のやり方とも大きく関係しています。ピッキング作業に限らず、慎重に仕事をする習慣を身に付けている人が向いています。


 黙々と作業ができる

ミスを避けるためには黙々と作業できる人が望ましいです。ピッキングの中にはチームで作業する場合もあります。人と一緒にいるとどうしてもおしゃべりをしてしまいたくなりますが、話しながらの作業にはミスが付きものです。必要最低限のコミュニケーションを取りつつも、自分の任された仕事を集中して行えるかが大切です。

黙々と作業するといっても、何も考えずに受け身で仕事をしているとやはりミスが生まれてしまいます。自分の作業範囲を自ら確認し作業できる主体性を兼ね備えていることも必要でしょう。


必要部署との連携が取れる

前述したように無駄なおしゃべりは避けつつも、関連部署との連携が取れる人がピッキング作業には向いているといえます。特にトータルピッキングのようにチームで作業する場合は前後の工程に関わる作業員との緊密な連携が不可欠です。「相手は分かっているはず」といった安易な思い込みや甘えを持ったまま、意思を確認しなければ必ずミスが生まれます。そうした事態を回避するためにはコミュニケーション能力が求められます。

コミュニケーション能力とは「立て板に水」のように上手に話せる能力のことではありません。「コミュニケーション」の語源はラテン語の「共感、共通」を意味する言葉であることから分かるように、双方向のものです。必要な情報をきちんと相手に伝え、分からないことは前もって尋ねるようにしましょう。


ミスを減らす工夫ができる

繰り返しになりますが、ピッキングに大事なのはミスをできるだけしないことです。人間ですから、ミスをゼロにすることはできませんが、ゼロに近づける工夫ができる人がピッキングの仕事に向いています。

ミスが減らせるかどうかはその人が元々持っている性格もありますが、それ以上に「どうしたらミスをしないか」を自分の頭で考えて、実践できることにも関係しています。

例えば、商品棚の陳列の仕方や、商品の特徴をできるだけ早く覚えておけば、ピックアップのスピードを上げながらミスを減らせるでしょう。また、ピッキングではずっと同じ商品を扱うわけではなく、改良されたり、新商品が登場したりすることもあります。そうした状況の変化に対応できるかも問われます。さらにスムーズなピッキング作業のためには工場内をどう動くか、効果的な動線を考えておくのもよいでしょう。


体力がある

ピッキングではさまざまな商品を扱うため、必ずしも体力が必須なわけではありません。しかし、現場によっては大きな商品をカートや台車で運ばなければなりませんし、大きな倉庫の中を行ったり来たり、時には小走りで移動することも必要になります。そのため、体力はあるに越したことはありません。

体力勝負の仕事ではないため、ピッキングの仕事で疲れ果ててしまうことはないでしょう。仕事をしながら適度に体を動かしたい人、運動したい人にも向いている仕事といえるかもしれません。



まとめ


ピッキングの種類について、またピッキングがきついといわれる理由、さらにピッキングに向いている人の条件について説明しました。工場のピッキングの仕事を探している人はぜひ上記の情報を参考にして、自分に合った最適な環境での仕事を見つけてください。








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